とものいえづくり 2ndシーズン 壁・床コース＃1
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とものいえづくり 2ndシーズン 壁・床コース＃1今住んでいる家の床、材質はなんですか？木、タイル、カーペット、クッションフロア、その種類は様々。とものいえづくり2nd 壁・床コースの第1回目は、その中でも木（フローリング材、フロア材）に焦点をしぼり、その違いを知ることから始まりました。素人目ではほぼ、違いはわからない両者。木には違い無いのですが、違いはその作り。フローリングは天然木の一枚板、フロア材はベニヤを貼りあわせた合板、どちらにもメリット・デメリットがあって、一概にどちらの方が良いとはいえない様です。そしてその違いは貼り方にも。今回は解体された保育園からやってきたフローリング材を貼ったのですが、フローリングって手間がかかるなというのを肌で感じました。再利用材という事もあって段取りは倍、もしかしたらそれ以上。貼り作業は午後からしたのですが、午前中はまず釘を抜くことからスタートしました。そう、すぐに貼れる訳ではないのです！材料1本につき3～4本打ち込まれた釘。長い間で塗り固まったフロアワックスの中に隠れている頭を、反対の尖った方を金槌で叩いて出し、出た頭をバールで引っ掛けてひたすら抜く。はじめはなかなか上手く出来ず、これ本当に貼るところまでいけるのかしらと思っていたら、ちょっとしたコツを教わるとすっすと抜けるように。大事なのは「力」じゃないのがよく解ります。役割を分担して流れ作業にしたらスピードは更に加速、思った以上に早く終わりました。そして楽しみにしていた、食事！特製ボルシチをメインに、チャコのパン、サラダ、ブロッコリーのソテーに、長芋の薪ストーブ焼き。食べ過ぎると床貼りにはツライと聞いて少々セーブしながらも、美味しい食事は会話もひろげて、ちょっとのんびりしすぎてしまいました。午後からはついに床貼り。フローリングは一枚板で再利用材という性質から、長さも不均一。それゆえに不規則に並べる「乱尺貼り」で一列ずつ貼ります。「あみだくじ」さながら目地をずらすように板を選び、板を当て金槌で叩いて隙間を締め空気の圧力で釘を押し出す、フロアガンでとめていきました。使い込まれた再利用材は色も風合いもひとつとして同じものが無く、それを選んで組み合わせていくのも楽しみのひとつです。機械の他、手打ちで釘を留める体験も。釘を斜めに打ち込み、頭が出ないように釘しめを使って更に打つと、機械で打つ以上に目地がしっかり締まるのがよく解ります。材料も方法も、その違いと段取りや手間で、結果に違いが出るのがよく解る一日になりました。次回は壁。石膏ボードと断熱材、イメージと実際との違いに気づけます。Mihoko Tsujita（写真）Ami Endo（レポート）
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今回は床です。 -
まずはフローリングとフロア材のちがいをお話し。 -
今回貼るのはブナの古材フローリングです。 -
道具の準備 -
釘抜きます。 -
バールの使い方。 -
慣れてきました。 -
同じ材種でもいろいろな色があります。 -
釘抜き終わりました！ -
ランチです。きょうはボルシチ！ -
いただきます！ -
午後はフローリングを磨きます。 -
普段は野菜をつくるNさん。いい笑顔。 -
磨いたフローリングをここに貼ります。 -
まずは叩いてはめ込みます。 -
木を叩く音が響きます。 -
空気の力で釘を押し出すフロアガン。初挑戦です。 -
こちらは貼り終い。さあもっと叩いて！ -
今度は釘を打ってみます。下穴をあけて -
釘を打ちます。 -
釘しめで釘の頭を沈めます。 -
今日はここまで。 -
お疲れ様でした。
今住んでいる家の床、材質はなんですか？
木、タイル、カーペット、クッションフロア、その種類は様々。
とものいえづくり2nd 壁・床コースの第1回目は、その中でも木（フローリング材、フロア材）に焦点をしぼり、その違いを知ることから始まりました。
素人目ではほぼ、違いはわからない両者。木には違い無いのですが、違いはその作り。
フローリングは天然木の一枚板、フロア材はベニヤを貼りあわせた合板、どちらにもメリット・デメリットがあって、一概にどちらの方が良いとはいえない様です。そしてその違いは貼り方にも。今回は解体された保育園からやってきたフローリング材を貼ったのですが、フローリングって手間がかかるなというのを肌で感じました。再利用材という事もあって段取りは倍、もしかしたらそれ以上。
貼り作業は午後からしたのですが、午前中はまず釘を抜くことからスタートしました。
そう、すぐに貼れる訳ではないのです！
材料1本につき3～4本打ち込まれた釘。長い間で塗り固まったフロアワックスの中に隠れている頭を、反対の尖った方を金槌で叩いて出し、出た頭をバールで引っ掛けてひたすら抜く。
はじめはなかなか上手く出来ず、これ本当に貼るところまでいけるのかしらと思っていたら、ちょっとしたコツを教わるとすっすと抜けるように。大事なのは「力」じゃないのがよく解ります。役割を分担して流れ作業にしたらスピードは更に加速、思った以上に早く終わりました。
そして楽しみにしていた、食事！
特製ボルシチをメインに、チャコのパン、サラダ、ブロッコリーのソテーに、長芋の薪ストーブ焼き。食べ過ぎると床貼りにはツライと聞いて少々セーブしながらも、美味しい食事は会話もひろげて、ちょっとのんびりしすぎてしまいました。
午後からはついに床貼り。
フローリングは一枚板で再利用材という性質から、長さも不均一。それゆえに不規則に並べる「乱尺貼り」で一列ずつ貼ります。「あみだくじ」さながら目地をずらすように板を選び、板を当て金槌で叩いて隙間を締め空気の圧力で釘を押し出す、フロアガンでとめていきました。使い込まれた再利用材は色も風合いもひとつとして同じものが無く、それを選んで組み合わせていくのも楽しみのひとつです。
機械の他、手打ちで釘を留める体験も。釘を斜めに打ち込み、頭が出ないように釘しめを使って更に打つと、機械で打つ以上に目地がしっかり締まるのがよく解ります。
材料も方法も、その違いと段取りや手間で、結果に違いが出るのがよく解る一日になりました。
次回は壁。石膏ボードと断熱材、イメージと実際との違いに気づけます。
Mihoko Tsujita（写真）
Ami Endo（レポート）
